久保田万太郎
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散るときのきてちる牡丹哀しまず 稲垣きくの【季語=牡丹(夏)】
散るときのきてちる牡丹哀しまず稲垣きくの 牡丹は開ききった時が一番美しい。後は散るだけの宿命を知りつつ緻密なる花弁を大きく広げる。花弁の一枚二枚が剥がれた状態はまだ美しいが、最後は芯にしがみつく形で…
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詠みし句のそれぞれ蝶と化しにけり 久保田万太郎【季語=蝶(春)】
詠みし句のそれぞれ蝶と化(け)しにけり久保田万太郎))「い…
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あたゝかに六日年越よき月夜 大場白水郎【季語=六日年越(新年)】
あたゝかに六日年越よき月夜大場白水郎(『カラー図説日本大歳時記』)…
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第31回】田園調布と安住敦
【第31回】田園調布と安住敦広渡敬雄(「沖」「塔の会」)田…
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松葉屋の女房の円髷や酉の市 久保田万太郎【季語=酉の市(冬)】
松葉屋の女房の円髷や酉の市久保田万太郎(『流寓抄』)三の酉…
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あきかぜの疾渡る空を仰ぎけり 久保田万太郎【季語=秋風(秋)】
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秋櫻子の足あと【第6回】谷岡健彦
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【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#2
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第11回】三田と清崎敏郎
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神保町に銀漢亭があったころ【第115回】今田宗男
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「パリ子育て俳句さんぽ」【1月15日配信分】
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初場所や昔しこ名に寒玉子 百合山羽公【季語=初場所(冬)】