1. 人とゆく野にうぐひすの貌強き 飯島晴子【季語=鶯(春)】

    人とゆく野にうぐひすの貌強き)飯島晴子 前に書いた、飯島晴子にとっての「畏れ」の対象について考えてみたい。 晴子は「鶯というのもなぜか私の好みの題材」と言う。ところが、実際には鶯の句は案外少…

  2. 血を分けし者の寝息と梟と 遠藤由樹子【季語=梟(冬)】 

    血を分けし者の寝息と梟と)遠藤由樹子残念ながら、いまだ野生…

  3. 笹鳴きに覚めて朝とも日暮れとも 中村苑子【季語=笹鳴(冬)】 

    笹鳴きに覚めて朝とも日暮れとも)中村苑子笹鳴きは、茂みの中…

  4. 鶯や米原の町濡れやすく 加藤喜代子【季語=鶯(春)】

    鶯や米原の町濡れやすく)加藤喜代子(「霜天」))米原は主要…

  5. 鶯や製茶会社のホツチキス 渡邊白泉【季語=鶯(春)】

    鶯や製茶会社のホツチキス渡邊白泉「戦争が廊下の奥に立つてゐ…

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