「鶴」
-
妻が言へり杏咲き満ち恋したしと 草間時彦【季語=杏の花(春)】
妻が言へり杏咲き満ち恋したしと草間時彦(『中年』) 妻に「恋がしたい」と呟かれたら夫はどのような反応をすべきなのだろうか。結婚生活が長くなると、夫婦間の恋心は薄らぎ、同志とか共同経営者とかそんな存在…
-
あまり寒く笑へば妻もわらふなり 石川桂郎【季語=寒し(冬)】
あまり寒く笑へば妻もわらふなり)石川桂郎 笑うことと泣くこ…
-
手を入れてみたき帚木紅葉かな 大石悦子【季語=紅葉(秋)】
手を入れてみたき帚木紅葉かな大石悦子(「新版角川俳句大歳時記 秋」)…
-
あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 石田波郷【季語=春の雷(春)】
あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 石田波郷「春の雷」は、啓蟄…
-
ミシン台並びやすめり針供養 石田波郷【季語=針供養(春)】
ミシン台並びやすめり針供養)石田波郷) 母が洋裁学校に通い…
-
俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第36回】銀座と今井杏太郎
-
琅玕や一月沼の横たはり 石田波郷【季語=一月(冬)】
-
戸隠の山より風邪の神の来る 今井杏太郎【季語=風邪(冬)】
-
男欲し昼の蛍の掌に匂ふ 小坂順子【季語=蛍(夏)】
-
乾草は愚かに揺るる恋か狐か 中村苑子【季語=乾草(夏)】
-
花ミモザ帽子を買ふと言ひ出しぬ 星野麥丘人【季語=花ミモザ(春)】
-
昼酒に喉焼く天皇誕生日 石川桂郎【季語=天皇誕生日(春)】