「鶴」

  1. 杉の花はるばる飛べり杉のため　山田みづえ【季語＝杉の花（春）】

    杉の花はるばる飛べり杉のため山田みづえこの時期に「杉」と聞くだけで、目がしょぼしょぼし、鼻水が出る。そう、まるで条件反射的に、スギ花粉を思い出すからである。スギ花粉症は国民の約４割が罹患する「国民病…

  2. 百方に借あるごとし秋の暮　石塚友二【季語＝秋の暮（秋）】

    百方に借あるごとし秋の暮石塚友二まだ盛夏だった8月初旬から…

  3. 昼の虫手紙はみんな恋に似て　細川加賀【季語＝昼の虫（秋）】

    昼の虫手紙はみんな恋に似て細川加賀（『細川加賀全句集』）　…

  4. 秋鯖や上司罵るために酔ふ　草間時彦【季語＝秋鯖（秋）】

    秋鯖や上司罵るために酔ふ草間時彦　一日の終りにいかに美味し…

  5. 葛咲くや嬬恋村の字いくつ　石田波郷【季語＝葛の花（秋）】

    葛咲くや嬬恋村の字いくつ石田波郷いよいよ9月です。…

  6. 秋めくや焼鳥を食ふひとの恋　石田波郷【季語＝秋めく（秋）】

  7. さういへばもう秋か風吹きにけり　今井杏太郎【季語＝秋風（秋）】

  8. 鵙の朝肋あはれにかき抱く　石田波郷【季語＝鵙（秋）】

  9. 起座し得て爽涼の風背を渡る　肥田埜勝美【季語＝爽涼（秋）】

  10. 少し派手いやこのくらゐ初浴衣　草間時彦【季語＝初浴衣（夏）】

  11. 五十なほ待つ心あり髪洗ふ　大石悦子【季語＝髪洗ふ（夏）】

  12. 春の雁うすうす果てし旅の恋　小林康治【季語＝春の雁（春）】

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  4. 少し派手いやこのくらゐ初浴衣　草間時彦【季語＝初浴衣（夏）】
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