こと

  1. なにがなし善きこと言はな復活祭 野澤節子【季語=復活祭(春)】

    なにがなし善きこと言はな復活祭野澤節子季語【復活祭】イエスが十字架上の死後、三日目に復活したことを記念する祝日。思えばずっと暗闇の中を生きてきた気がする。もちろん人によって暗闇の定義…

  2. 牡丹ていっくに蕪村ずること二三片 加藤郁乎  

    牡丹ていっくに蕪村ずること二三片)(加藤郁乎『牧歌メロン』1970年…

  3. 針供養といふことをしてそと遊ぶ 後藤夜半【季語=針供養(春)】

    針供養といふことをしてそと遊ぶ後藤夜半 外出するときにその…

  4. 雪折を振り返ることしかできず 瀬間陽子【季語=雪折(冬)】 

    雪折を振り返ることしかできず)(瀬間陽子昨日は東京にも雪が…

  5. きつかけはハンカチ借りしだけのこと 須佐薫子【季語=ハンカチ(夏)】

    きつかけはハンカチ借りしだけのこと須佐薫子(『復活』) 世…

  6. 来たことも見たこともなき宇都宮 /筑紫磐井

  7. 白魚のさかなたること略しけり 中原道夫【季語=白魚(春)】

  8. 龍の玉深く蔵すといふことを 高浜虚子【季語=龍の玉(新年)】

  9. 馴染むとは好きになること味噌雑煮 西村和子【季語=雑煮(新年)】

  10. 水遊とはだんだんに濡れること 後藤比奈夫【季語=水遊(夏)】

  11. 春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂【季語=春の水(春)】

  12. 切腹をしたことがない腹を撫で 土橋螢

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  4. 去年今年詩累々とありにけり 竹下陶子【季語=去年今年(冬)】
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