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起座し得て爽涼の風背を渡る 肥田埜勝美【季語=爽涼(秋)】
起座し得て爽涼の風背を渡る肥田埜勝美毎年のことですが、立秋を過ぎてこの暑さ。身体に堪えますねぇ、ホントに。目にはさやかに見えねどもとは言いますが、季節の流れが牛歩のごとく感じます。個人的なこ…
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寝室にねむりの匂ひ稲の花 鈴木光影【季語=稲の花(秋)】
寝室にねむりの匂ひ稲の花鈴木光影 辞書をよく確認もしないで…
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裸子の尻の青あざまてまてまて 小島健【季語=裸子(夏)】
裸子の尻の青あざまてまてまて小島健お世話になります。今回で…
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冷房とまる高階純愛の男女残し 金子兜太【季語=冷房(夏)】
冷房とまる高階純愛の男女残し金子兜太(『金子兜太句集』) …
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おもかげや姨ひとりなく月の友 松尾芭蕉【季語=月(秋)】
おもかげや姨ひとりなく月の友松尾芭蕉 先週、一泊二日で信州…
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妹は滝の扉を恣 小山玄紀【季語=滝(夏)】
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中干しの稲に力を雲の峰 本宮哲郎【季語=雲の峰(夏)】
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白衣とて胸に少しの香水を 坊城中子【季語=香水(夏)】
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生れたる蝉にみどりの橡世界 田畑美穂女【季語=蝉(夏)】
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南浦和のダリヤを仮のあはれとす 摂津幸彦【季語=ダリヤ(夏)】
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めぐりあひやその虹七色七代まで 中村草田男【季語=虹(夏)】
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きつかけはハンカチ借りしだけのこと 須佐薫子【季語=ハンカチ(夏)】