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雨だれを聴きて信濃の濁り酒 德田千鶴子【季語=濁り酒(秋)】
雨だれを聴きて信濃の濁り酒德田千鶴子さて、どうも肩に力が入った文章になりがちだが、もともとの性格によるものだから、どうしようもない。この短期連載のうちに少しでもコツをつかみたいところ。「雨だれ」のよ…
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秋風や眼中のもの皆俳句 高浜虚子【季語=秋風(秋)】
秋風や眼中のもの皆俳句高濱虚子先日、木曜日担当の宮本佳世乃…
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昼の虫手紙はみんな恋に似て 細川加賀【季語=昼の虫(秋)】
昼の虫手紙はみんな恋に似て細川加賀(『細川加賀全句集』) …
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葛咲くや嬬恋村の字いくつ 石田波郷【季語=葛の花(秋)】
葛咲くや嬬恋村の字いくつ石田波郷いよいよ9月です。…
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白萩を押してゆく身のぬくさかな 飯島晴子【季語=白萩(秋)】
白萩を押してゆく身のぬくさかな)飯島晴子 両側から萩が、「…
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秋めくや焼鳥を食ふひとの恋 石田波郷【季語=秋めく(秋)】
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秋茄子の漬け色不倫めけるかな 岸田稚魚【季語=秋茄子(秋)】
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鵙の朝肋あはれにかき抱く 石田波郷【季語=鵙(秋)】
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中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼【季語=桃(秋)】
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怒濤聞くかたはら秋の蠅叩 飯島晴子【季語=秋(秋)】
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はるかよりはるかへ蜩のひびく 夏井いつき【季語=蜩(秋)】
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めちやくちやなどぜうの浮沈台風くる 秋元不死男【季語=台風(秋)】