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霜柱五分その下の固き土 田尾紅葉子【季語=霜柱(冬)】
霜柱五分その下の固き土田尾紅葉子掲句は、「良い俳句とはどんな俳句か」と考え考え、ときどき口ずさんでいる句の一つである。当時「駒草」に発表されると、何が良いのか、なぜ入選なのかと大問題になってしまった…
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白鳥の花の身又の日はありや 成田千空【季語=白鳥(冬)】
白鳥の花の身又の日はありや成田千空 千空の萬緑賞受賞後、中…
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いつせいに柱の燃ゆる都かな 三橋敏雄
いつせいに柱の燃ゆる都かな三橋敏雄 12月最初のハイクノミ…
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若き日の映画も見たりして二日 大牧広【季語=二日(新年)】
若き日の映画も見たりして二日大牧広先日、初めて黒澤明監督の…
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美しき時雨の虹に人を待つ 森田愛子【季語=時雨(冬)】
美しき時雨の虹に人を待つ森田愛子(『虹』) 作者は、若くし…
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雪の速さで降りてゆくエレベーター 正木ゆう子【季語=雪(冬)】
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或るときのたつた一つの干葡萄 阿部青鞋
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みどり児のゐて冬瀧の見える家 飯島晴子【季語=冬瀧(冬)】
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鍋物に火のまはり来し時雨かな 鈴木真砂女【季語=時雨(冬)】
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冬麗の谷人形を打ち合はせ 飯島晴子【季語=冬麗(冬)】
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花八つ手鍵かけしより夜の家 友岡子郷【季語=花八つ手(冬)】
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待春やうどんに絡む卵の黄 杉山久子【季語=待春(春)】