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杜甫にして余寒の詩句ありなつかしき 森澄雄【季語=余寒(春)】
杜甫にして余寒の詩句ありなつかしき森澄雄(『季題別森澄雄全句集』)森澄雄の余寒を詠んだ句には「かんばせに余寒のありて雛かな」(『天日』)という森澄雄らしい(と筆者が感じる)句もあるのだが、こちらの句…
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おそろしき一直線の彼方かな 畠山弘
おそろしき一直線の彼方かな)畠山弘現代俳句協会編 『昭和俳句作品年表 戦後…
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浅春の岸辺は龍の匂ひせる 対中いずみ【季語=亀浅春(春)】
浅春の岸辺は龍の匂ひせる対中いずみ))暦の上では春と言いな…
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片蔭の死角から攻め落としけり 兒玉鈴音【季語=片蔭(夏)】
片蔭の死角から攻め落としけり)兒玉鈴音『第24回俳句甲子園公式作品集』(2…
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春雪の一日が長し夜に逢ふ 山田弘子【季語=春雪(春)】
春雪の一日が長し夜に逢ふ山田弘子(やまだ・ひろこ)何かの延…
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寒天煮るとろとろ細火鼠の眼 橋本多佳子【季語=寒天(冬)】
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復讐の馬乗りの僕嗤っていた 福田若之
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春の雪指の炎ゆるを誰に告げむ 河野多希女【季語=春の雪(春)】
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ばばばかと書かれし壁の干菜かな 高濱虚子【季語=干菜(冬)】
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琅玕や一月沼の横たはり 石田波郷【季語=一月(冬)】
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あひみての後を逆さのかいつぶり 柿本多映【季語=鳰(冬)】
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あっ、ビデオになってた、って君の声の短い動画だ、海の 千種創一