1. クリスマス近づく部屋や日の溢れ 深見けん二【季語=クリスマス(冬)】

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  2. 戸隠の山より風邪の神の来る 今井杏太郎【季語=風邪(冬)】

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  3. なだらかな坂数へ日のとある日の 太田うさぎ【季語=数へ日(冬)】

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  4. 鏡台や猟銃音の湖心より 藺草慶子【季語=猟(冬)】

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  5. 内装がしばらく見えて昼の火事 岡野泰輔【季語=火事(冬)】

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  6. 一年の颯と過ぎたる障子かな 下坂速穂【季語=障子(冬)】

  7. 山茶花の日々の落花を霜に掃く 瀧本水鳴【季語=山茶花(冬)】

  8. みかんむくとき人の手のよく動く 若杉朋哉【季語=蜜柑(冬)】

  9. 替へてゐる畳の上の冬木影 浅野白山【季語=冬木(冬)】

  10. 埋火もきゆやなみだの烹る音 芭蕉【季語=埋火(冬)】

  11. 七十や釣瓶落しの離婚沙汰 文挾夫佐恵【季語=釣瓶落し(秋)】

  12. 短日のかかるところにふとをりて 清崎敏郎【季語=短日(冬)】

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