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杉の花はるばる飛べり杉のため 山田みづえ【季語=杉の花(春)】
杉の花はるばる飛べり杉のため山田みづえこの時期に「杉」と聞くだけで、目がしょぼしょぼし、鼻水が出る。そう、まるで条件反射的に、スギ花粉を思い出すからである。スギ花粉症は国民の約4割が罹患する「国民病…
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ラヂオさへ黙せり寒の曇り日を 日野草城【季語=寒(冬)】
ラヂオさへ黙せり寒の曇り日を日野草城元日、メールやLINE…
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裸木となりても鳥を匿へり 岡田由季【季語=裸木(冬)】
裸木となりても鳥を匿へり岡田由季裸木は一体何から鳥を匿っ…
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鹿の映れるまひるまのわが自転車旅行 飯島晴子【季語=鹿(秋)】
鹿の映れるまひるまのわが自転車旅行)飯島晴子 鹿が映るとい…
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秋草の揺れの移れる体かな 涼野海音【季語=秋草(秋)】
秋草の揺れの移れる体かな涼野海音十月に入ってから、大会にあ…
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秋茄子の漬け色不倫めけるかな 岸田稚魚【季語=秋茄子(秋)】
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中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼【季語=桃(秋)】
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黒鯛のけむれる方へ漕ぎ出づる 宇多喜代子【季語=黒鯛(夏)】
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しばらくは箒目に蟻したがへり 本宮哲郎【季語=蟻(夏)】
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妻が言へり杏咲き満ち恋したしと 草間時彦【季語=杏の花(春)】
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薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二【季語=薄氷(冬)】
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古きよき俳句を読めり寝正月 田中裕明【季語=寝正月(新年)】