【夏の季語】時の日


【夏の季語=仲夏(6月)】時の日
時の記念日(ときのきねんび)を季語として五音に縮めたもの。毎年6月10日である。
日本で初めて時計(「漏刻」と呼ばれる水時計)による時の知らせが行われたことを記念して制定された。記念日ではあるが、国民の祝日に関する法律に規定された国民の祝日ではない。時の記念日の制定には、当時欧米の先進国から「日本人は時間の感覚に乏しい」とみられていたことから、時間に関心を持ち、規律正しく効率的な生活を習慣化する啓発の意味があったといわれている。


【時の日(上五)】
時の日の朝より水を荒使ひ 岸風三樓
時の日のエスカレーターすれちがふ 横山房子
時の日や縄文服を着てをりぬ 宮岡節子
時の日の蟹はぐらりと湯中より 大木あまり
時の日の頬杖をつく男の子 わたなべじゅんこ
時の日の時をゆるやか明治村 遠藤若狭男

【時の日(中七)】
書斎の灯消して時の日終はりけり 岬雪夫

【他の季語と】
時の日を渡りて島に昼寝たり 秋元不死男
時の日の時を見廻る黒揚羽 百合山羽公

【自由律】
ビルディングも行人も傾斜 時の日がめぐる 吉岡禅寺洞



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