【春の季語=初春(2月)】雨水
「立春」を1番目とする二十四節気における2番目の時期。「うすい」と読む。
現在広まっている定気法では太陽黄経が330度のときで、新暦だと2月18日、19日ごろである。期間としては、期間としては、この日から、次の節気の「啓蟄」前日までを指す。
空から降るものが「雪」から「雨」に変わり、「雪解」がはじまるころ。「春一番」も待ち遠しい。
西洋占星術では「雨水」が、「うお座」(双魚宮)の始まりとなる。
【雨水(上五)】
【雨水(中七)】
地をおほふ靄に雨水の日の夕べ 井沢正江
【雨水(下五)】
夕空に晴れ間の見えし雨水かな 今井杏太郎
書道部が墨擦つてゐる雨水かな 大串 章
藻を焼いて浜の煙れる雨水かな 棚山波朗
みづうみの水のほぐるる雨水かな 小林典子
北国の嶺に雪ふる雨水かな 角川春樹
並びゐる土器の耳立つ雨水かな 上田日差子
【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】