【新年の季語】小正月

新年の季語(1月)】小正月

元日」の「大正月」に対し、14日、15日を中心とした「正月」のことを指す。

元旦」から「七日」までの大正月が上層の儀礼的性格を有するのに対し、小正月は農民的性格を持つ。

もともとは旧暦の1月15日、つまりその年の最初の満月の日であったが、現在では、新暦の1月15日に祝う地域が多い。「どんど焼」などが各地で行われたり、かつては「小豆粥」を食べたりした。

歴史的仮名遣いだと「こしやうぐわつ」。


【小正月(上五)】
小正月戦後は飢ゑの記憶のみ 辻田克巳

【小正月(中七)】

【小正月(下五)】
十五から我酒のみ出て小正月 加藤郁乎
招き猫染め抜かれあり小正月 篠塚雅世


関連記事