【新年の季語(1月)】どんど焼
新年の行事のひとつ。「正月」の「松飾」などを各戸からもらい集めて焼く。
「小正月」を中心に14日の夜または15日の朝に行われるところが多い。
「左義長」「吉書揚」とも。
【どんど焼(上五)】
どんど焼きどんどと雪の降りにけり 小林一茶
どんど焼いま完壁の火の柱 能村登四郎
どんど焼きすだまは人の手のかたち 寺田京子
どんど焼火の粉に狂ふ海の鳥 中拓夫
どんど焼きときに怒涛のしぶき浴び 本宮哲郎
どんど焼き舞つて折れたる新聞紙 川崎展宏
【どんど焼(中七)】
【どんど焼(下五)】
山の根の脈打つてをりどんど焼 熊谷愛子
天や火の上に火つくりどんど焼 河内文雄