【夏の季語】山滴る

【夏の季語=初夏(5月)】山滴る

夏の「若葉」「青葉」が溢れてくる時期の山のこと。「山笑ふ」「山粧ふ」「山眠る」と四対の季語である。

由来は、山水訓の「夏山は蒼翠にして滴るが如し」。「蒼翠」とは「樹木が青々と茂っていること」。


【山滴る(上五)】

【山滴る(中七)】
雲あまた立たしめて山滴れり 南十二国

【山滴る(下五)】
頂きに神を祀りて山滴る 高橋悦男


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