【夏の季語】麦

【夏の季語=初夏(5月)】麦
初夏、黄金色に稔る。小麦、大麦、ライ麦、燕麦などの種類があり、パン、「ビール」「焼酎」、醤油などの原料になる。季語としては、収穫された実というよりは、穂の出た収穫前の麦である。一面に焦げた色となる時期は「麦秋」ともいわれる。「麦笛」や「麦茶」も夏の季語。


【麦(上五)】
麦熟れてあたたかき闇を満す 西東三鬼
麦熟るゝ帽子のみ見え走る子に 寺山修司
熟れ麦はほろびのひかり夕日また 石原舟月
麦の穂の焦がるるなかの流離かな 森澄雄
麦よ死は黄一色と思いこむ 宇多喜代子

【麦(中七)】
旅いまも穂麦に笈を負ひしより 古館曹人
人夫らの癒えはやし麦熟れそめて 古賀まり子

【麦(下五)】
わが畑もおそろかならず麦は穂に 篠田悌二郎
天辺の流氷が揺れ麦熟れる 坪内稔典
五十年後もちやんづけよ麦熟らし 如月真菜

【その他の季語と】

【自由律】
言葉出雲となり麦のびをる 入沢春光



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