ハイクノミカタマンスリーゲスト

  1. 「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し 中村草田男【季語=梅雨(夏)】

    「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し)中村草田男 「萬緑」創刊から6年後、第5句集『銀河依然』刊行の前年の昭和27年(1952/草田男51歳)に、母ミネが逝去した。その年の5月には四女の依子氏が生まれ…

  2. 夕凪を櫂ゆくバター塗るごとく 堀本裕樹【季語=夕凪(夏)】

    夕凪を櫂ゆくバター塗るごとく)堀本裕樹『一粟』駿河台出版社2022年…

  3. 鶏鳴の多さよ夏の旅一歩 中村草田男【季語=夏の旅(夏)】

    鶏鳴の多さよ夏の旅一歩)中村草田男 掲句は第四句集『来し方…

  4. 白い部屋メロンのありてその匂ひ 上田信治【季語=メロン(夏)】

    白い部屋メロンのありてその匂ひ)上田信治『リボン』(邑書林 2017年)…

  5. 虹の後さづけられたる旅へ発つ 中村草田男【季語=虹(夏)】

    虹の後さづけられたる旅へ発つ)中村草田男草田男は『火の島』…

  6. 金魚屋が路地を素通りしてゆきぬ 菖蒲あや【季語=金魚(夏)】

  7. 妻のみ恋し紅き蟹などを歎かめや 中村草田男【季語=蟹(夏)】

  8. 妹の手をとり水の香の方へ 小山玄紀

  9. 田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】

  10. ハフハフと泳ぎだす蛭ぼく音痴 池禎章【季語=蛭(夏)】

  11. 夏蝶の口くくくくと蜜に震ふ 堀本裕樹【季語=夏蝶(夏)】

  12. 薫風や今メンバー紹介のとこ 佐藤智子【季語=薫風(夏)】

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