ハイクノミカタマンスリーゲスト

  1. 嵐の埠頭蹴る油にもまみれ針なき時計 赤尾兜子

    嵐の埠頭蹴る油にもまみれ針なき時計)赤尾兜子赤尾兜子と言えば、〈音樂漂う岸浸しゆく蛇の飢〉がもっとも有名である。兜子が創刊した渦俳句会が出版した「鑑賞赤尾兜子百句」(平成6年刊行)は、阿波野青畝をは…

  2. どつさりと菊着せられて切腹す 仙田洋子【季語=菊(秋)】

    どつさりと菊着せられて切腹す)仙田洋子秋の花で一番に思い浮…

  3. 稻光 碎カレシモノ ヒシメキアイ 富澤赤黄男【季語=稲光(秋)】

    稻光 碎カレシモノ ヒシメキアイ)富澤赤黄男稲光という閃光…

  4. 鶴の来るために大空あけて待つ 後藤比奈夫【季語=鶴来る(秋)】

    鶴の来るために大空あけて待つ)後藤比奈夫10月2日、土曜日…

  5. 秋の川真白な石を拾ひけり 夏目漱石【季語=秋の川(秋)】

    秋の川真白な石を拾ひけり)夏目漱石「秋の川で真っ白な石を拾…

  6. 橡の実のつぶて颪や豊前坊 杉田久女【季語=橡の実(秋)】

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  4. 年逝くや兎は頰を震はせて 飯島晴子【季語=年逝く(冬)】
  5. 鉄橋を決意としたる雪解川 松山足羽【季語=雪解川(春)】

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