ハイクノミカタマンスリーゲスト
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美校生として征く額の花咲きぬ 加倉井秋を【季語=額の花(夏)】
美校生として征く額の花咲きぬ)加倉井秋を)ウクライナ情勢を伝える連日の悲痛な報道には気が滅入るばかりだ。今年は沖縄の本土復帰50年の節目の年だという。日本にもかつて戦争の時代があったことを忘れてはな…
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いちごジャム塗れとおもちゃの剣で脅す 神野紗希【季語=苺(夏)】
いちごジャム塗れとおもちゃの剣で脅す)神野紗希)ジャムに加…
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新綠を描くみどりをまぜてゐる 加倉井秋を【季語=新綠(夏)】
新綠を描くみどりをまぜてゐる)加倉井秋を)秋をは相当な秀才…
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ジェラートを売る青年の空腹よ 安里琉太【季語=ジェラート(夏)】
ジェラートを売る青年の空腹よ)安里琉太)ジェラートは氷菓の…
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葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】
葉桜の夜へ手を出すための窓)加倉井秋を)何をしていたのだろ…
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甘き花呑みて緋鯉となりしかな 坊城俊樹【季語=緋鯉(夏)】
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桐咲ける景色にいつも沼を感ず 加倉井秋を【季語=桐の花(夏)】
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きりんの子かゞやく草を喰む五月 杉山久子【季語=五月(夏)】
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田螺容れるほどに洗面器が古りし 加倉井秋を【季語=田螺(春)】
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鶯や米原の町濡れやすく 加藤喜代子【季語=鶯(春)】
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星老いる日の大蛤を生みぬ 三枝桂子【季語=蛤(春)】
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田に人のゐるやすらぎに春の雲 宇佐美魚目【季語=春の雲(春)】