ハイクノミカタマンスリーゲスト

  1. みじろがず白いマスクの中にいる 梶大輔【季語=マスク(冬)】

    みじろがず白いマスクの中にいる梶大輔初めて見たとき、「上手い!」ではなく「うわっ!」と思った。言葉が出なかったのである。「白い」という述語のもつ明るさ、「マスク」というどこか人間味を薄れさせるアイテ…

  2. 寒夕焼に焼き亡ぼさん癌の身は 成田千空【季語=寒夕焼(冬)】

    寒夕焼に焼き亡ぼさん癌の身は成田千空 第四句集『白光』によ…

  3. 枇杷の花ふつうの未来だといいな 越智友亮【季語=枇杷の花(冬)】

    枇杷の花ふつうの未来だといいな越智友亮 連載も三回目。皆さ…

  4. 凍る夜の大姿見は灯を映す 一力五郎【季語=凍る(冬)】

    凍る夜の大姿見は灯を映す一力五郎私に影響を与えた「駒草」の…

  5. 雀来て紅梅はまだこどもの木 成田千空【季語=紅梅(春)】

    雀来て紅梅はまだこどもの木成田千空 平成10年(1998・…

  6. 古暦金本選手ありがたう 小川軽舟【季語=古暦(冬)】

  7. 霜柱五分その下の固き土 田尾紅葉子【季語=霜柱(冬)】

  8. 白鳥の花の身又の日はありや 成田千空【季語=白鳥(冬)】

  9. 忘年会みんなで逃がす青い鳥 塩見恵介【季語=忘年会(冬)】

  10. 死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し 池田澄子【季語=黒豆(新年)】

  11. 主よ人は木の髄を切る寒い朝 成田千空【季語=寒い(冬)】

  12. 若き日の映画も見たりして二日 大牧広【季語=二日(新年)】

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