「豈」
-
頭を垂れて汗の男ら堂に満つ 高山れおな【季語=汗(夏)】
頭を垂れて汗の男ら堂に満つ高山れおな今週から、関東地方は梅雨入りの予報であったが、梅雨前線が太平洋の南に停滞したままなので来週以降になりそうである。フェーン現象により既に猛暑日が続いており、心の準備…
-
青嵐神社があったので拝む 池田澄子【季語=青嵐(夏)】
青嵐神社があったので拝む池田澄子ある時、初めて通った道のそ…
-
海市あり別れて匂ふ男あり 秦夕美【季語=海市(春)】
海市あり別れて匂ふ男あり秦夕美(『逃世鬼』)海市とは蜃気楼…
-
死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し 池田澄子【季語=黒豆(新年)】
死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し池田澄子「死も佳さそう」…
-
弟へ恋と湯婆ゆづります 攝津幸彦【季語=湯婆(冬)】
弟へ恋と湯婆ゆづります攝津幸彦(『鹿々集』) 兄にとって弟…
-
泥棒の恋や月より吊る洋燈 大屋達治【季語=月(秋)】
-
南浦和のダリヤを仮のあはれとす 摂津幸彦【季語=ダリヤ(夏)】
-
来たことも見たこともなき宇都宮 /筑紫磐井
-
ものゝふの掟はしらず蜆汁 秦夕美【季語=蜆汁(春)】
-
集いて別れのヨオーッと一本締め 雪か 池田澄子【季語=雪(冬)】
-
男色や鏡の中は鱶の海 男波弘志【季語=鱶(冬)】
-
逢えぬなら思いぬ草紅葉にしゃがみ 池田澄子【季語=草紅葉(秋)】