春
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目つぶりて春を耳嚙む処女同志 高篤三【季語=春(春)】
目つぶりて春を耳嚙む処女同志高篤三(川名大『現代俳句 上』)初出は「句と評論」昭和9年4月号。同性愛を感じさせる句としてよく引用される島津亮「怒らぬから青野でしめる友の首」が昭和31年の作だから、は…
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春や昔十五万石の城下哉 正岡子規【季語=春(春)】
春や昔十五万石の城下哉)正岡子規)季語は「春」。『寒山落木…
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見てゐたる春のともしびゆらぎけり 池内たけし【季語=春灯(春)】
見てゐたる春のともしびゆらぎけり池内たけし(いけうち・たけし)…
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生きるの大好き冬のはじめが春に似て 池田澄子【季語=初冬(冬)】
生きるの大好き冬のはじめが春に似て池田澄子『恒信風』のイン…
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春は曙そろそろ帰つてくれないか 櫂未知子【季語=春(春)】
春は曙そろそろ帰つてくれないか櫂未知子女の部屋で一夜を共に…
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「パリ子育て俳句さんぽ」【2月19日配信分】