飯島晴子

  1. 日光に底力つく桐の花 飯島晴子【季語=桐の花(夏)】

    日光に底力つく桐の花)飯島晴子 「底力」という言葉の広さが良い。歩いたり、言葉を扱ったりという、人間として当たり前のさまざまな行為に必要な「底力」を日光から得る。一枚の大きな絵の底の方に、日常のさま…

  2. 気を強く春の円座に坐つてゐる 飯島晴子【季語=春(春)】

    気を強く春の円座に坐つてゐる)飯島晴子 〈いつも二階に肌ぬ…

  3. 遅れて着く花粉まみれの人喰沼 飯島晴子【無季】

    遅れて着く花粉まみれの人喰沼)飯島晴子 昭和四十七年、晴子…

  4. 人とゆく野にうぐひすの貌強き 飯島晴子【季語=鶯(春)】

    人とゆく野にうぐひすの貌強き)飯島晴子 前に書いた、飯島晴…

  5. やつと大きい茶籠といつしよに眠らされ 飯島晴子【無季】

    やつと大きい茶籠といつしよに眠らされ)飯島晴子前回、晴子に…

  6. 幼子の手の腥き春の空 飯島晴子【季語=春の空(春)】

  7. さしあたり坐つてゐるか鵆見て 飯島晴子【季語=鵆(冬)】 

  8. サフランもつて迅い太子についてゆく 飯島晴子【季語=サフランの花(秋)】

  9. 丹田に力を入れて浮いて来い 飯島晴子【季語=浮いて来い(夏)】

  10. 十薬の蕊高くわが荒野なり 飯島晴子【季語=十薬(夏)】

  11. 螢とび疑ひぶかき親の箸 飯島晴子【季語=蛍(夏)】

  12. 襖しめて空蟬を吹きくらすかな 飯島晴子【季語=空蟬(夏)】

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