タグ:飯島晴子
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竹秋や男と女畳拭く 飯島晴子【季語=竹秋(春)】
竹秋や男と女畳拭く 飯島晴子 秋と言いながら何故か春の季語の「竹秋」。竹は、春から初夏にかけて地中に育つ筍に栄養分を与えるために葉が黄ばむ。その黄葉の様を捉えて「竹の秋」と言う。そう…詳細を見る -
「パリ子育て俳句さんぽ」【1月1日配信分】
あけましておめでとうございます。 セクト・ポクリット管理人の堀切です。 アートラジオ〈浮かぶカフェ〉は、毎週金曜日夜8時配信。 本日よりシーズン3となって元日から浮かんでおります。 あれ…詳細を見る -
俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第6回】熊野古道と飯島晴子
【第6回】熊野古道と飯島晴子 広渡敬雄(「沖」「塔の会」) 熊野古道には、東国からは伊勢路、京都大阪からは高野山経由の小辺路と田辺経由の中辺路と大辺路がある。最も有名で険しい中辺路は、平安後期から後…詳細を見る -
昼顔のあれは途方に暮るる色 飯島晴子【季語=昼顔(夏)】
昼顔のあれは途方に暮るる色 飯島晴子 同じ句集(『儚々』)には、〈昼顔は誰も来ないでほしくて咲く〉があり、並べてみると、ひとつづきのドラマのようにも感じられる。炎天下で地や柵を這うように咲く昼顔は、た…詳細を見る -
生きものの影入るるたび泉哭く 飯島晴子【季語=泉(夏)】
生きものの影入るるたび泉哭く 飯島晴子 晴子初期で最も有名な句として、〈泉の底に一本の匙夏了る〉がある。「匙」という日常性(食事)を、たゆたう水のイマージュのなかに閉じ込めているのに対し、掲句は「泉」…詳細を見る