「豈」
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みちのくに戀ゆゑ細る瀧もがな 筑紫磐井【季語=滝(夏)】
みちのくに戀ゆゑ細る瀧もがな筑紫磐井(『野干』) 〈みちのく〉と言えば「みちのくひとり旅」という演歌を思い出してしまう。叶わぬ恋を振りきって男ひとりの傷心旅行。「月の松島 しぐれの白河」、失恋の果て…
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青大将この日男と女かな 鳴戸奈菜【季語=青大将(夏)】
青大将この日男と女かな鳴戸奈菜(『イヴ』) 青大将は、蝮と…
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椿咲くたびに逢いたくなっちゃだめ 池田澄子【季語=椿(春)】
椿咲くたびに逢いたくなっちゃだめ池田澄子(『ゆく船』) 椿…
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生きるの大好き冬のはじめが春に似て 池田澄子【季語=初冬(冬)】
生きるの大好き冬のはじめが春に似て池田澄子『恒信風』のイン…
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自動車も水のひとつや秋の暮 攝津幸彦【季語=秋の暮(秋)】
自動車も水のひとつや秋の暮攝津幸彦(『攝津幸彦句集』1994年)…
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流氷は嘶きをもて迎ふべし 青山茂根【季語=流氷(春)】
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さざなみのかがやけるとき鳥の恋 北川美美【季語=鳥の恋(春)】
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幾千代も散るは美し明日は三越 攝津幸彦
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後鳥羽院鳥羽院萩で擲りあふ 佐藤りえ【秋の季語=萩(冬)】