に
-
春日差す俳句ポストに南京錠 本多遊子【季語=春日(春)】
春日差す俳句ポストに南京錠本多遊子))東京23区の端でも桜は満開を過ぎ、日々静心なく散っている。芽吹きの始まったメタセコイアは遠目にはまるで産毛が生えているみたいだ。冬もの衣類もそろそろクリーニング…
-
大利根にほどけそめたる春の雲 安東次男【季語=春の雲(春)】
大利根にほどけそめたる春の雲)安東次男)大阪で生まれ育った…
-
毛皮はぐ日中桜満開に 佐藤鬼房【季語=桜(春)】
毛皮はぐ日中桜満開に佐藤鬼房日中に桜が満開になったという出…
-
椿咲くたびに逢いたくなっちゃだめ 池田澄子【季語=椿(春)】
椿咲くたびに逢いたくなっちゃだめ池田澄子(『ゆく船』) 椿…
-
花の幹に押しつけて居る喧嘩かな 田村木國【季語=花(春)】
花の幹に押しつけて居る喧嘩かな田村木國(たむら・もくこく)…
-
鉛筆一本田川に流れ春休み 森澄雄【季語=春休み(春)】
-
東京に居るとの噂冴え返る 佐藤漾人【季語=冴え返る(春)】
-
厨房に貝があるくよ雛祭 秋元不死男【季語=雛祭(春)】
-
仕る手に笛もなし古雛 松本たかし【季語=古雛(春)】
-
詩に瘦せて二月渚をゆくはわたし 三橋鷹女【季語=二月(春)】
-
ひざにゐて猫涅槃図に間に合はず 有馬朗人【季語=涅槃図(春)】
-
春雪の一日が長し夜に逢ふ 山田弘子【季語=春雪(春)】