1. 逢えぬなら思いぬ草紅葉にしゃがみ 池田澄子【季語=草紅葉(秋)】

    逢えぬなら思いぬ草紅葉にしゃがみ)池田澄子句集『此処』(2020.6朔出版)所収誰かの作品を読んで、わかる、と共感することはある。けれど、わかってもらえる、と思えるのは池田澄子さんの作品だけ…

  2. 向いてゐる方へは飛べぬばつたかな 抜井諒一【季語=飛蝗(秋)】

    向いてゐる方へは飛べぬばつたかな)抜井諒一 なりたい自分の…

  3. 美校生として征く額の花咲きぬ 加倉井秋を【季語=額の花(夏)】

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  4. 扇子低く使ひぬ夫に女秘書 藤田直子【季語=扇子(夏)】

    扇子低く使ひぬ夫に女秘書藤田直子(『極楽鳥花』) 立夏を過…

  5. 麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ 長谷川素逝【季語=麦からを焼く?】

    麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ長谷川素逝(橋本石火『長谷川素逝の百句』)…

  6. 星老いる日の大蛤を生みぬ 三枝桂子【季語=蛤(春)】

  7. かゝる世もありと暮しぬ春炬燵 松尾いはほ【季語=春炬燵(春)】

  8. 沈丁や夜でなければ逢へぬひと 五所平之助【季語=沈丁(春)】

  9. 左義長のまた一ところ始まりぬ 三木【季語=左義長(新年)】

  10. 水底に届かぬ雪の白さかな 蜂谷一人【季語=雪(冬)】

  11. 初夢にドームがありぬあとは忘れ 加倉井秋を【季語=初夢(新年)】

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