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  1. 大空へ解き放たれし燕かな 前北かおる【季語=燕(春)】

    大空へ解き放たれし燕かな前北かおる徒歩圏内の植物を把握するのと同じくらい大切なのは燕の巣のありかを見つけることである。昨日までに新たな生活圏でなんとか4つの巣を見つけた。燕はよく鳴くので比較的巣の場…

  2. 人のかほ描かれてゐたる巣箱かな 藤原暢子【季語=巣箱(春)】 

    人のかほ描かれてゐたる巣箱かな)(藤原暢子藤原暢子さんの第…

  3. 鹿の映れるまひるまのわが自転車旅行 飯島晴子【季語=鹿(秋)】

    鹿の映れるまひるまのわが自転車旅行)飯島晴子 鹿が映るとい…

  4. 秋草の揺れの移れる体かな 涼野海音【季語=秋草(秋)】

    秋草の揺れの移れる体かな涼野海音十月に入ってから、大会にあ…

  5. 中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼【季語=桃(秋)】

    中年や遠くみのれる夜の桃西東三鬼(『夜の桃』) 10代、2…

  6. 黒鯛のけむれる方へ漕ぎ出づる 宇多喜代子【季語=黒鯛(夏)】

  7. 行く雁を見てゐる肩に手を置かれ 市村不先【季語=行く雁(春)】

  8. 逢曳や冬鶯に啼かれもし 安住敦【季語=冬鶯(冬)】

  9. 山茶花のくれなゐひとに訪はれずに 橋本多佳子【季語=山茶花(冬)】

  10. 待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり 涼野海音【季語=赤い羽根(秋)】

  11. 誕生日の切符も自動改札に飲まれる 岡田幸生

  12. 稻光 碎カレシモノ ヒシメキアイ 富澤赤黄男【季語=稲光(秋)】

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