【夏の季語】虫干


【夏の季語=晩夏(7月)】虫干
むしぼし。衣類や書籍、調度品などを風通しの良い日陰に干し、湿気を取り除いて「」や虫食いを防ぐこと。「梅雨明」ののち、「夏の土用」の頃に、晴れた日を選んで行うことが多かったことから「土用干」ともいわれる。また、本の場合には「曝書」という言葉もある。


【虫干(上五)】
虫干や甘んじてなる保守の人 森鷗外
虫干やつなぎ合はせし紐の数 杉田久女
虫干や襟より父の爪楊枝 川端茅舎
虫干や千畳敷を大般若 藤野古白
虫干の急にかなしきものが落ち 阿部青鞋
虫干や遺影の兄は椰子に凭り 轡田 進
虫干や家といふ箱くつがへし 井沢正江
虫干や子規に聞きたき事ひとつ 大峯あきら

【虫干(中七)】
灯台の虫干見学者にさらす 矢島渚男

【虫干(下五)】
鴆毒の壷も曝すやお虫干 芥川龍之介

【その他の季語と】


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