【春の季語】引鴨

【春の季語=初春〜仲春(2月〜3月)】引鴨

【ミニ解説】

ずっと日本に留まる鴨もいるが、「渡り鳥」なので、秋になると北国より渡り来て、春になると帰ってゆく。「鴨引く」と動詞的に用いられることもある。「鴨帰る」とも。


【引鴨(上五)】
引鴨の羽音ののこる日暮空 福田甲子雄
引鴨に北国はまだ雪の日々 鈴木真砂女
引鴨に一夜の雪や前白根 藤田湘子
引鴨にやはらかく口噤みゐる 石田郷子

【引鴨(中七)】

【引鴨(下五)】


【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】



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