【春の季語】かいやぐら(貝櫓)

【春の季語=晩春(4月)】かいやぐら

蜃気楼」のこと。漢字でかけば「貝櫓」だが、俳句の季語としてはひらがなで書かれることも多い。歴史的仮名遣いは「かひやぐら」。「蜃」をハマグリと解して、「蜃楼」を訓読みにした語である。


【かいやぐら(上五)】
貝櫓らせんの紐のありにけり 栗栖恵通子
かひやぐら息苦しきは腕枕 野村茶鳥

【かいやぐら(中七)】

【かいやぐら(下五)】
石膏の固まりつつぞ貝櫓 岡井省二
生薬の効き目確かに貝櫓 中島陽華
原発の廃炉妖怪かひやぐら 宮坂静生

【その他の季語と】
貝櫓母の日の母手を振れり 佐藤喜孝


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