【夏の季語】緑雨

【夏の季語=三夏(5-7月)】緑雨

新緑」の季節に降る雨。

ちなみに、斎藤緑雨(1868年-1904)は、明治時代の小説家、評論家。


【緑雨(上五)】
緑雨かな畳の匂ふ子規旧居 折原あきの
緑雨いま泣きながら食む夫の肉 佐々木貴子

【緑雨(中七)】
鉄橋をすぎて緑雨になりにけり 村田 篠

【緑雨(下五)】
解剖図廊下の隅に緑雨降る 三宅やよい
猫じつと外を見てゐる緑雨かな 石田郷子
風呂敷の水に緋鯉のゐて緑雨 上田信治
方丈のぐるりの縁の緑雨かな 村上鞆彦
雄弁な人待ち合はす緑雨かな 鈴木総史



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