冬の季語

  1. 冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ 川崎展宏【季語=冬(冬)】

    冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ)川崎展宏 ブレンディのCMで原田知世は「ふぅ」と息をついていたがあれが「はぁ」だったら愁いのニュアンスを帯びて一息つく意味が変わってきていただろう。 「ふ」はア…

  2. 毛帽子をかなぐりすててのゝしれる     三木朱城【季語=毛帽子(冬)】

    毛帽子をかなぐりすててのゝしれる三木朱城(みき・しゅじょう))…

  3. 冬枯や熊祭る子の蝦夷錦 正岡子規【季語=冬枯・熊(冬)】

    冬枯や熊祭る子の蝦夷錦正岡子規(『ほとゝぎす』明治31年1月30日)…

  4. 誕生日の切符も自動改札に飲まれる 岡田幸生

    誕生日の切符も自動改札に飲まれる)岡田幸生『句集 無伴奏』2015年4月(…

  5. 境内のぬかるみ神の発ちしあと 八染藍子【季語=神の旅(冬)】

    境内のぬかるみ神の発ちしあと)八染藍子アンパンマンや仮面ラ…

  6. 男色や鏡の中は鱶の海 男波弘志【季語=鱶(冬)】

  7. デパートの旗ひらひらと火事の雲 横山白虹【季語=火事(冬)】

  8. 伊太利の毛布と聞けば寝つかれず 星野高士【季語=毛布(冬)】

  9. 牡蠣舟やレストーランの灯をかぶり      大岡龍男【季語=牡蠣舟(冬)】

  10. 夢に夢見て蒲団の外に出す腕よ 桑原三郎【季語=蒲団(冬)】

  11. 牡蠣フライ女の腹にて爆発する 大畑等【季語=牡蠣(冬)】

  12. 愛かなしつめたき目玉舐めたれば 榮猿丸【季語=冷たし(冬)】

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