冬の季語

  1. 初島へ大つごもりの水脈を引く 星野椿【季語=大つごもり(冬)】

    初島へ大つごもりの水脈を引く)星野椿 今年も色々ありました。少なくとも去年に比べたら。いつだってやれることなのだけど、1年を振り返って来年はこれをやるぞ!などと決意したりするのはやはり大晦日。しかも…

  2. なぐさめてくるゝあたゝかなりし冬    稲畑汀子【季語=冬あたたか(冬)】

    なぐさめてくるゝあたゝかなりし冬(稲畑汀子いなはた・ていこ)…

  3. 集いて別れのヨオーッと一本締め 雪か 池田澄子【季語=雪(冬)】

    集いて別れのヨオーッと一本締め 雪か池田澄子(『シリーズ自句自解Ⅰベスト1…

  4. 去年今年詩累々とありにけり 竹下陶子【季語=去年今年(冬)】

    去年今年詩累々とありにけり)竹下陶子世の中に才能や技術の高…

  5. 寝化粧の鏡にポインセチア燃ゆ 小路智壽子【季語=ポインセチア(冬)】

    寝化粧の鏡にポインセチア燃ゆ小路智壽子(『絵屏風』) 寝化…

  6. 禁断の木の実もつるす聖樹かな モーレンカンプふゆこ【季語=聖樹(冬)】

  7. クリスマスイヴの始る厨房よ    千原草之【季語=クリスマス(冬)】

  8. つひに吾れも枯野のとほき樹となるか 野見山朱鳥【季語=枯野(冬)】

  9. セーターを脱いだかたちがすでに負け 岡野泰輔【季語=セーター(冬)】

  10. オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯 鷹羽狩行【季語=聖夜(冬)】

  11. 服脱ぎてサンタクロースになるところ 堀切克洋【季語=サンタクロース(冬)】

  12. 雪といひ初雪といひ直しけり 藤崎久を【季語=初雪(冬)】

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  4. 前をゆく私が野分へとむかふ 鴇田智哉【季語=野分(秋)】
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