冬の季語
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地吹雪や蝦夷はからくれなゐの島 櫂未知子【季語=地吹雪(冬)】
地吹雪や蝦夷はからくれなゐの島)櫂未知子第3句集『カムイ』より 会うたびに、「旭川なんて人が住むところじゃないわ。あんな寒いところでよく頑張ってるわね。」といじってくる人がいる。そう、私の師、櫂未知…
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北寄貝桶ゆすぶつて見せにけり 平川靖子【季語=北寄貝(冬)】
北寄貝桶ゆすぶつて見せにけり)平川靖子『北海道俳句年鑑2022』より…
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逢曳や冬鶯に啼かれもし 安住敦【季語=冬鶯(冬)】
逢曳や冬鶯に啼かれもし安住敦(『筑摩文学全集』) 冬の鶯は…
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バー温し年豆妻が撒きをらむ 河野閑子【季語=年豆(冬)】
バー温し年豆妻が撒きをらむ河野閑子 今日は、2月3日金曜日…
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灯を消せば部屋無辺なり夜の雪 小川軽舟【季語=雪(冬)】
灯を消せば部屋無辺なり夜の雪小川軽舟(「俳句四季」2019年1月号)…
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湖をこつんとのこし山眠る 松王かをり【季語=山眠る(冬)】
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かいつぶり離ればなれはいい関係 山﨑十生【季語=鳰(冬)】
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恐るべき八十粒や年の豆 相生垣瓜人【季語=年の豆(冬)】
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あまり寒く笑へば妻もわらふなり 石川桂郎【季語=寒し(冬)】
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冬深し柱の中の波の音 長谷川櫂【季語=冬深し(冬)】
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消すまじき育つるまじき火は埋む 京極杞陽【季語=埋火(冬)】
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霜夜子は泣く父母よりはるかなものを呼び 加藤楸邨【季語=霜夜(冬)】