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梅雨の日の烈しくさせば罌粟は燃ゆ 篠田悌二郎【季語=梅雨・罌粟(夏)】
梅雨の日の烈しくさせば罌粟は燃ゆ篠田悌二郎(『連作俳句集』昭和9年)新興俳句運動の一つの特徴が連作の流行で、「馬酔木」諸俳人の連作の成果を一冊にまとめたのがこの『連作俳句集』。昭和3年から9年までの…
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星老いる日の大蛤を生みぬ 三枝桂子【季語=蛤(春)】
星老いる日の大蛤を生みぬ)三枝桂子)「ネガティヴ・ケイパビ…
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夕空や日のあたりたる凧一つ 高野素十【季語=凧(春)】
夕空や日のあたりたる凧一つ高野素十))やれやれ、とほっとし…
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肩へはねて襟巻の端日に長し 原石鼎【季語=襟巻(冬)】
肩へはねて襟巻の端日に長し原石鼎先日始まったテレビドラマ「…
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クリスマス近づく部屋や日の溢れ 深見けん二【季語=クリスマス(冬)】
クリスマス近づく部屋や日の溢れ深見けん二(ふかみ・けんじ)まさとし))…
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なだらかな坂数へ日のとある日の 太田うさぎ【季語=数へ日(冬)】
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休みの日晝まで霜を見てゐたり 永田耕衣【季語=霜(冬)】
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秋天に雲一つなき仮病の日 澤田和弥【季語=秋天(秋)】
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葡萄垂れとしよりの日のつどひ見ゆ 大野林火【季語=葡萄(秋)】
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求婚の返事来る日をヨット馳す 池田幸利【季語=ヨット(夏)】
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目薬に涼しく秋を知る日かな 内藤鳴雪【季語=秋(秋)】
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日が照つて厩出し前の草のいろ 鷲谷七菜子【季語=厩出し(春)】