「むじな」
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手袋に切符一人に戻りたる 浅川芳直【季語=手袋(冬)】
手袋に切符一人に戻りたる浅川芳直人は一人で生まれ、一人で死んでゆく。人生の大半は家族や仲間と一緒に過ごすが、生涯の始まる前と終わった後は一人なのだ。様々な別れも、もともとは一人だったのだから…
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室咲きをきりきり締めて届きたり 蓬田紀枝子【季語=室咲(冬)】
室咲きをきりきり締めて届きたり蓬田紀枝子「先生の句は難しい…
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わが腕は翼風花抱き受け 世古諏訪【季語=風花(冬)】
わが腕は翼風花抱き受け世古諏訪掲句は、句集『醉芙蓉』より。…
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年1月分】
2024年もやります! 毎月が俳句年鑑! 前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新…
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冬蟹に尿ればどつと裏返る 只野柯舟【季語=冬蟹(冬)】
冬蟹に尿ればどつと裏返る只野柯舟只野柯舟は終戦直後の冬至の…
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いつよりも長く頭を下げ初詣 八木澤高原【季語=初詣(新年)】
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一瞬の雪墜のひかり地にとどく 真島楓葉子【季語=雪墜(冬)】
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みじろがず白いマスクの中にいる 梶大輔【季語=マスク(冬)】
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凍る夜の大姿見は灯を映す 一力五郎【季語=凍る(冬)】
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年12月分】
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霜柱五分その下の固き土 田尾紅葉子【季語=霜柱(冬)】
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