「ホトトギス」

  1. 龍の玉深く蔵すといふことを 高浜虚子【季語=龍の玉(新年)】

    龍の玉深く蔵すといふことを高浜虚子いわゆる名句である。中七下五の措辞は、円く熟した龍の玉の美しい碧色についても述べているけれど、さらにまた、たとえば世阿弥の『風姿花伝』の中の「秘すれば花なり…

  2. 皹といふいたさうな言葉かな 富安風生【季語=皹(冬)】

    皹といふいたさうな言葉かな)富安風生 オロナインH軟膏の効…

  3. 福笹につけてもらひし何やかや 高濱年尾【季語=福笹(冬)】

    福笹につけてもらひし何やかや高濱年尾今日は、13日の金曜日…

  4. 一月や去年の日記なほ机辺     高濱虚子【季語=一月(冬)】

    一月や去年の日記なほ机辺高濱虚子新年明けましておめでとうご…

  5. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年1月分】

    セクト・ポクリットでは2021年1月より、「コンゲツノハイク」をはじめました。前月…

  6. なぐさめてくるゝあたゝかなりし冬    稲畑汀子【季語=冬あたたか(冬)】

  7. クリスマスイヴの始る厨房よ    千原草之【季語=クリスマス(冬)】

  8. 傾けば傾くまゝに進む橇     岡田耿陽【季語=橇(冬)】

  9. 風邪ごもりかくし置きたる写真見る     安田蚊杖【季語=風邪籠(冬)】

  10. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2022年12月分】

  11. 舟やれば鴨の羽音の縦横に     川田十雨【季語=鴨(冬)】

  12. つはの葉につもりし雪の裂けてあり     加賀谷凡秋【季語=雪(冬)】

おすすめ記事

  1. 枯蓮のうごく時きてみなうごく 西東三鬼【季語=枯蓮(冬)】
  2. 【秋の季語】蓑虫/鬼の子 蓑虫鳴く
  3. あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 石田波郷【季語=春の雷(春)】
  4. 「パリ子育て俳句さんぽ」【3月19日配信分】
  5. ともかくもくはへし煙草懐手 木下夕爾【季語=懐手(冬)】

Pickup記事

  1. 狐火にせめてををしき文字書かん 飯島晴子【季語=狐火(冬)】
  2. 【新年の季語】宝船
  3. 恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし 河東碧梧桐【季語=恋猫(春)】
  4. どんぶりに顔を埋めて暮早し 飯田冬眞【季語=暮早し(冬)】
  5. 秋めくやあゝした雲の出かゝれば      池内たけし【季語=秋めく(秋)】
PAGE TOP