1. 捨て櫂や暑気たゞならぬ皐月空 飯田蛇笏【季語=皐月(夏)】

    捨て櫂や暑気たゞならぬ皐月空飯田蛇笏))ゴミ回収の規則に従わずに捨ててあるものを見かけると胸がざわつく。洗濯機や布団が道端で幾日も雨ざらしになっていたり、粗大ゴミのシールを貼られていないエレキギター…

  2. 鶯や米原の町濡れやすく 加藤喜代子【季語=鶯(春)】

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  3. 先生はいつもはるかや虚子忌来る 深見けん二【季語=虚子忌(春)】

    先生はいつもはるかや虚子忌来る深見けん二(ふかみ・けんじ)…

  4. 夜着いて花の噂やさくら餅 關 圭草【季語=桜餅(春)】

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  5. うららかや帽子の入る丸い箱 茅根知子【季語=うららか(春)】

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  10. 春や昔十五万石の城下哉 正岡子規【季語=春(春)】

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  12. 特定のできぬ遺体や春の泥 高橋咲【季語=春の泥(春)】

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