ハイクノミカタマンスリーゲスト

  1. 老僧の忘れかけたる茸の城 小林衹郊【季語=茸(秋)】

    老僧の忘れかけたる茸の城)小林衹郊 今朝の信濃毎日新聞読者投稿欄に茸採りの思い出が載っていた。名人を自称する母親に初めて同行したときの逸話だ。その道のベテランである母親は息子のために、歩き易く収穫量…

  2. いちじくを食べた子供の匂ひとか 鴇田智哉【季語=いちじく(秋)】

    いちじくを食べた子供の匂ひとか)鴇田智哉ああ、わかる。と感…

  3. 琴墜ちてくる秋天をくらりくらり 金原まさ子【季語=秋天(秋)】

    琴墜ちてくる秋天をくらりくらり)金原まさ子 金原まさ子が1…

  4. 秋思かがやくストローを嚙みながら 小川楓子【季語=秋思(秋)】

    秋思かがやくストローを嚙みながら)小川楓子小説を読むように…

  5. サフランもつて迅い太子についてゆく 飯島晴子【季語=サフランの花(秋)】

    サフランもつて迅い太子についてゆく)飯島晴子 難解をもって…

  6. 雨月なり後部座席に人眠らせ 榮猿丸【季語=雨月(秋)】

  7. ビル、がく、ずれて、ゆくな、ん、てきれ、いき、れ なかはられいこ

  8. 九月来る鏡の中の無音の樹 津川絵理子【季語=九月(秋)】

  9. 帰るかな現金を白桃にして 原ゆき【季語=白桃(秋)】

  10. 丹田に力を入れて浮いて来い 飯島晴子【季語=浮いて来い(夏)】

  11. 雲の峰ぬつと東京駅の上 鈴木花蓑【季語=雲の峰(夏)】

  12. 十薬の蕊高くわが荒野なり 飯島晴子【季語=十薬(夏)】

おすすめ記事

  1. 神保町に銀漢亭があったころ【第52回】大和田アルミ
  2. 足跡が足跡を踏む雪野かな 鈴木牛後【季語=雪野(冬)】 
  3. 虚仮の世に虚仮のかほ寄せ初句会 飴山實【季語=初句会(新年)】
  4. 【春の季語】春の塵
  5. 【秋の季語】九月

Pickup記事

  1. 「パリ子育て俳句さんぽ」【9月17日配信分】
  2. 【冬の季語】寒夕焼
  3. 【連載】加島正浩「震災俳句を読み直す」第9回
  4. 神保町に銀漢亭があったころ【第32回】筑紫磐井
  5. 遅れて着く花粉まみれの人喰沼 飯島晴子【無季】
PAGE TOP