ハイクノミカタマンスリーゲスト

  1. 去年今年詩累々とありにけり 竹下陶子【季語=去年今年(冬)】

    去年今年詩累々とありにけり)竹下陶子世の中に才能や技術の高い人は沢山存在する。それは近年はじまったことではないのだが、SNSの普及により明らかになったといえる。もし世の中にSNSが存在しなければ、才…

  2. セーターを脱いだかたちがすでに負け 岡野泰輔【季語=セーター(冬)】

    セーターを脱いだかたちがすでに負け)岡野泰輔『なめらかな世界の肉』2016…

  3. オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯 鷹羽狩行【季語=聖夜(冬)】

    オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯)鷹羽狩行父の影響を受けてギ…

  4. 橇にゐる母のざらざらしてきたる 宮本佳世乃【季語=橇(冬)】

    橇にゐる母のざらざらしてきたる)宮本佳世乃『三〇一号室』2019年12月…

  5. 胸の炎のボレロは雪をもて消さむ 文挾夫佐恵【季語=雪(冬)】

    胸の炎(ほ)のボレロは雪をもて消さむ)文挾夫佐恵小学校の頃…

  6. 鱶のあらい皿を洗えば皿は海 谷さやん【季語=鱶(冬)】

  7. 枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ 鷹羽狩行【季語=枯野(冬)】

  8. トローチのすつと消えすつと冬の滝 中嶋憲武【季語=冬の滝(冬)】

  9. 義士の日や途方に暮れて人の中 日原傳【季語=義士の日(冬)】

  10. 雪が降る千人針をご存じか 堀之内千代【季語=雪(冬)】

  11. 舌荒れてをり猟銃に油差す 小澤實【季語=猟銃(冬)】

  12. 誕生日の切符も自動改札に飲まれる 岡田幸生

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