【夏の季語】水機関


【夏の季語=三夏(5-7月)】水機関

水の落差を応用して人形を動かしたり、細い管から水を噴き出させたりする仕掛け。また、それを用いた見世物。江戸時代、大坂で考案された。「水絡繰り」「水機関」などの字を当てる。歴史的仮名遣いは「みづからくり」。〈銭取らぬ水からくりや心太〉は、井上井月の作。


1984年、「薩摩の水からくり」が無形民俗文化財に指定され、鹿児島の「豊玉姫神社」では毎年7月に「水車からくり人形」と呼ばれる伝統芸能の上演が行われている。


【水機関(上五)】
水からくり兵住みし街昼さびれ 宮坂静生

【水機関(中七)】
さびしさや水からくりの水の音 大場白水郎
あさましき顔して水からくりを見る 小川双々子

【水機関(下五)】
砂ぼこり吹きつけ吹きつけ水からくり 榎本冬一郎
別るるを怖れて会ふや水からくり 新関一杜

【その他】
銭取らぬ水からくりや心太 井上井月



関連記事