
【夏の季語=三夏(5-7月)】夏雲
「夏空」に現れる雲。入道雲・夕立雲・雷雲など変化が多い。「夏の雲」とも。
【夏雲(上五)】
夏雲にかもめの色の溶けにけり 阿部みどり女
夏雲や駱駝をわたす大黄河 加藤楸邨
夏雲へ骨のかたちの膝立てて 谷野予志
夏雲に端切を當てて粗く縫ふ 生駒大祐
【夏雲(中七)】
海に湧く夏雲何を企らむや 菖蒲あや
出来たての夏雲かじる麒麟かな 津田ひびき
【夏雲(下五)】
楽譜読めぬ子雲をつれて親夏雲 秋元不死男
今はもう遠き立山夏雲に 高木晴子
邂逅の窓汚れゐるごとく夏雲 生駒大祐
【その他】
夏雲を食ふ夏雲を食ふ夏雲 御中虫
【自由律】
忘れかけていた思いが夏雲を見る時 住宅顕信