ている

  1. さしあたり坐つてゐるか鵆見て 飯島晴子【季語=鵆(冬)】 

    さしあたり坐つてゐるか鵆(ちどり)見て)飯島晴子ち‐どり【千鳥/鵆】が冬の季語になっているのは、寂しい冬の海辺の風情に合うということから、万葉集の頃から多く詠まれてきた、という文学的な理由からであり…

  2. 動かない方も温められている 芳賀博子

    動かない方も温められている)芳賀博子『髷を切る』2018年9月…

  3. つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ先に時が満ちてて 岡井隆

    つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ 先に時が満ちてて岡井隆…

  4. 寝そべつてゐる分高し秋の空 若杉朋哉【季語=秋の空(秋)】

    寝そべつてゐる分高し秋の空)若杉朋哉 「リアル脱出ゲーム」…

  5. 向いてゐる方へは飛べぬばつたかな 抜井諒一【季語=飛蝗(秋)】

    向いてゐる方へは飛べぬばつたかな)抜井諒一 なりたい自分の…

  6. 新綠を描くみどりをまぜてゐる 加倉井秋を【季語=新綠(夏)】

  7. 春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂【季語=春の水(春)】

  8. おとつさんこんなに花がちつてるよ 正岡子規【季語=花散る(春)】

  9. 花の幹に押しつけて居る喧嘩かな 田村木國【季語=花(春)】

  10. 見てゐたる春のともしびゆらぎけり 池内たけし【季語=春灯(春)】

  11. 替へてゐる畳の上の冬木影 浅野白山【季語=冬木(冬)】

  12. 言葉がわからないので笑うてわかれる露草咲いてゐる 種田山頭火【季語=露草(秋)】

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  4. 一臓器とも耕人の皺の首 谷口智行【季語=耕人(春)】
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