に
-
山茶花の日々の落花を霜に掃く 瀧本水鳴【季語=山茶花(冬)】
山茶花の日々の落花を霜に掃く瀧本水鳴(たきもと・すいめい)まさとし))十月以降、週に一度ほど出るようになった会社の帰り、家でご飯を食べようと思って、もう、献立まで考えていたのに、家の最寄りの地下鉄の…
-
ラーメン舌に熱し僕がこんなところに 林田紀音夫
ラーメン舌に熱し僕がこんなところに林田紀音夫(『風蝕』1961年)…
-
短日のかかるところにふとをりて 清崎敏郎【季語=短日(冬)】
短日のかかるところにふとをりて清崎敏郎「短日」という季語の…
-
老人になるまで育ち初あられ 遠山陽子【季語=初霰(冬)】
老人になるまで育ち初あられ遠山陽子10月の終わりに那須へ出…
-
後輩の女おでんに泣きじゃくる 加藤又三郎【季語=おでん(冬)】
後輩の女おでんに泣きじゃくる)加藤又三郎子供の頃憧れたもの…
-
木枯やたけにかくれてしづまりぬ 芭蕉【季語=木枯(冬)】
-
生きるの大好き冬のはじめが春に似て 池田澄子【季語=初冬(冬)】
-
天窓に落葉を溜めて囲碁倶楽部 加倉井秋を【季語=落葉(秋)】
-
ビーフストロガノフと言へた爽やかに 守屋明俊【季語=爽やか(秋)】
-
月光に夜離れはじまる式部の実 保坂敏子【季語=式部の実(秋)】
-
秋天に雲一つなき仮病の日 澤田和弥【季語=秋天(秋)】
-
みちのくに生まれて老いて萩を愛づ 佐藤鬼房【季語=萩(秋)】