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いちまいの水田になりて暮れのこり 長谷川素逝【季語=水田(夏)】
いちまいの水田になりて暮れのこり)長谷川素逝) 句集『歴日』より。 昭和19年伊勢松ヶ崎で療養中の時の俳句。長谷川素逝は京都帝大時代より「ホトトギス」の主要同人として数多くの巻頭を獲得し「プ…
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立読みの少年夏は斜めに過ぎ 八田木枯【季語=夏(夏)】
立読みの少年夏は斜めに過ぎ八田木枯))町から本屋が減って久…
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笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第2回】1993年・七夕賞
【第2回】馬が馬でなくなるとき(1993年七夕賞・ツインターボ)夏…
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紙魚の跡たどりて紙魚に逢はんとす 後藤夜半【季語=紙魚(夏)】
紙魚の跡たどりて紙魚に逢はんとす後藤夜半))「あう」という…
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船室の梅雨の鏡にうつし見る 日原方舟【季語=梅雨(夏)】
船室の梅雨の鏡にうつし見る日原方舟(ひはら・ほうしゅう)梅…
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洗顔のあとに夜明やほととぎす 森賀まり【季語=ほととぎす(夏)】
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冷やっこ試行錯誤のなかにあり 安西水丸【季語=冷やっこ(夏)】
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さくらんぼ洗ひにゆきし灯がともり 千原草之【季語=さくらんぼ(夏)】
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でで虫の繰り出す肉に後れをとる 飯島晴子【季語=でで虫(夏)】
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馬の背中は喪失的にうつくしい作文だった。 石松佳
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扇子低く使ひぬ夫に女秘書 藤田直子【季語=扇子(夏)】
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蛇の衣傍にあり憩ひけり 高濱虚子【季語=蛇の衣(夏)】