1. いちまいの水田になりて暮れのこり 長谷川素逝【季語=水田(夏)】

    いちまいの水田になりて暮れのこり)長谷川素逝) 句集『歴日』より。 昭和19年伊勢松ヶ崎で療養中の時の俳句。長谷川素逝は京都帝大時代より「ホトトギス」の主要同人として数多くの巻頭を獲得し「プ…

  2. 立読みの少年夏は斜めに過ぎ 八田木枯【季語=夏(夏)】

    立読みの少年夏は斜めに過ぎ八田木枯))町から本屋が減って久…

  3. 笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第2回】1993年・七夕賞

    【第2回】馬が馬でなくなるとき(1993年七夕賞・ツインターボ)夏…

  4. 紙魚の跡たどりて紙魚に逢はんとす 後藤夜半【季語=紙魚(夏)】

    紙魚の跡たどりて紙魚に逢はんとす後藤夜半))「あう」という…

  5. 船室の梅雨の鏡にうつし見る 日原方舟【季語=梅雨(夏)】

    船室の梅雨の鏡にうつし見る日原方舟(ひはら・ほうしゅう)梅…

  6. 洗顔のあとに夜明やほととぎす 森賀まり【季語=ほととぎす(夏)】

  7. 冷やっこ試行錯誤のなかにあり 安西水丸【季語=冷やっこ(夏)】

  8. さくらんぼ洗ひにゆきし灯がともり 千原草之【季語=さくらんぼ(夏)】

  9. でで虫の繰り出す肉に後れをとる 飯島晴子【季語=でで虫(夏)】

  10. 馬の背中は喪失的にうつくしい作文だった。 石松佳

  11. 扇子低く使ひぬ夫に女秘書 藤田直子【季語=扇子(夏)】

  12. 蛇の衣傍にあり憩ひけり 高濱虚子【季語=蛇の衣(夏)】

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