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松風や俎に置く落霜紅 森澄雄【季語=落霜紅(秋)】
松風や俎に置く落霜紅森澄雄澄雄をちょこっと齧って、何かいま一つピンと来ていない時分、岡井省二『鑑賞秀句100句選 森澄雄』(牧羊社・1992)を読んで、途端に面白く感じ始めたことを覚えている。…
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聴診に一生の秋を聴きにけり 橋本喜夫【季語=秋(秋)】
聴診に一生(ひとよ)の秋を聴きにけり橋本喜夫一年間いろいろ…
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子規逝くや十七日の月明に 高浜虚子【季語=月明(秋)】
子規逝くや十七日の月明に高浜虚子たかはま・きよしまさとし))…
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あめつちや林檎の芯に蜜充たし 武田伸一【季語=林檎(秋)】
あめつちや林檎の芯に蜜充たし()武田伸一アメリカの9月6日…
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秋の風互に人を怖れけり 永田青嵐【季語=秋の風(秋)】
秋の風互に人を怖れけり永田青嵐(ながた・せいらんまさとし))…
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誰かまた銀河に溺るる一悲鳴 河原枇杷男【季語=銀河(秋)】
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秋の日の音楽室に水の層 安西篤【季語=秋の日(秋)】
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本捨つる吾に秋天ありにけり 渡部州麻子【季語=秋天(秋)】
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手花火を左に移しさしまねく 成瀬正俊【季語=花火(夏/秋)】
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片影にこぼれし塩の点々たり 大野林火【季語=片影】
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男欲し昼の蛍の掌に匂ふ 小坂順子【季語=蛍(夏)】
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炎天を山梨にいま来てをりて 千原草之【季語=炎天(夏)】