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立膝の膝をとりかへ注連作 山下由理子【季語=注連作(冬)】
2024.12.21
北寄舟にぎはひ見せて雪の中 深見けん二【季語=雪(冬)】
2024.12.20
おもむろに屠者は呪したり雪の風 宮沢賢治【季語=雪(冬)】
2024.12.19
ポインセチア四方に逢ひたき人の居り 黒岩徳将【季語=ポインセチア(冬)】
2024.12.17
道逸れてゆきしは恋の狐火か 大野崇文【季語=狐火(冬)】
2024.12.16
木枯らしのこの葉のいちまいでいる 平田修【季語=木枯らし(冬)】
2024.12.16
京なれやまして祇園の事始 水野白川【季語=事始(冬)】
2024.12.13
冬浪のつくりし岩の貌を踏む 寺山修司【季語=冬浪(冬)】
2024.12.11
わが子宮めくや枯野のヘリポート 柴田千晶【季語=枯野(冬)】
2024.12.09
山眠る細き蛇口のサモワール 満田春日【季語=山眠る(冬)】
2024.12.06
いつの日も 僕のそばには お茶がある 大谷翔平
2024.12.05
M列六番冬着の膝を越えて座る 榮猿丸【季語=冬着(冬)】
2024.12.03
たかだかとあはれは三の酉の月 久保田万太郎【季語=三の酉(冬)】
2024.11.29
短日や襁褓に父の尿重く 相子智恵【季語=短日(冬)】
2024.11.29
冬蜂の事切れてすぐ吹かれけり 堀本裕樹【季語=冬の蜂(冬)】
2024.11.27
鯛焼や雨の端から晴れてゆく 小川楓子【季語=鯛焼(冬)】
2024.11.23
ある朝の冠雪富士の一部見ゆ 池田秀水【季語=雪(冬)】
2024.11.22
母の目の前で沸かして湯たんぽへ 守屋明俊【季語=湯たんぽ(冬)】
2024.11.14
木枯らし俺の中から出るも又木枯らし 平田修【季語=木枯(冬)】
2024.11.10
うれしさの木の香草の香木の実の香 黒田杏子【季語=木の実(秋)】
2024.11.06
あはれ子の夜寒の床の引けば寄る 中村汀女【季語=夜寒(秋)】
2024.11.05
日の綿に座れば無職のひとりもいい 平田修
2024.11.03
とんぼ連れて味方あつまる山の国 阿部完市【季語=とんぼ(秋)】
2024.11.02
蜻蛉やヒーローショーの殴る蹴る 三橋五七【季語=蜻蛉(秋)】
2024.10.29
初鴨の一直線に水ひらく 月野ぽぽな【季語=初鴨(秋)】
2024.10.26
身に入むやふた親の亡き家の鍵 吉田祥子【季語=身に入む(秋)】
2024.10.24
巣をあるく蜂のあしおと秋の昼 宇佐美魚目【季語=秋の昼(秋)】
2024.10.23
とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな 中村汀女【季語=蜻蛉(秋)】
2024.10.22
俺の血が根っこでつながる寒い川 平田修【季語=寒い(冬)】
2024.10.20
秋麗の柩にもたれ眠りけり 藤田直子【季語=秋麗(秋)】
2024.10.17
柿の色とにかく生きなさいの色 宮崎斗士【季語=柿(秋)】
2024.10.16
とんばうの集ふあたりに加はる子 矢野玲奈【季語=蜻蛉(秋)】
2024.10.15
六畳葉っぱの死ねない唇の元気 平田修
2024.10.13
釣銭のかすかな湿り草紅葉 村上瑠璃甫【季語=草紅葉(秋)】
2024.10.12
歯をもつてぎんなん割るや日本の夜 加藤楸邨【季語=銀杏(秋)】
2024.10.11
今生のいまが倖せ衣被 鈴木真砂女【季語=衣被(秋)】
2024.10.10
泣くときの唇伸びて月夜かな 池田澄子【季語=月夜(秋)】
2024.10.09
桐の実の側室ばかりつらなりぬ 峯尾文世【季語=桐の実(秋)】
2024.10.07
かがみ込めば冷たい水の水六畳 平田修
2024.10.06
永遠のステンドグラス秋日濃し 坊城俊樹【季語=秋日(秋)】
2024.10.04
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