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肩へはねて襟巻の端日に長し 原石鼎【季語=襟巻(冬)】
肩へはねて襟巻の端日に長し原石鼎先日始まったテレビドラマ「ミステリと言う勿れ」が面白い。人を喰ったタイトルだけれど第一話を見た限りでは堂々たるミステリーで、お定まりの犯人当てからの一捻りがあるストー…
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左義長のまた一ところ始まりぬ 三木【季語=左義長(新年)】
左義長のまた一ところ始まりぬ三木)まさとし))一月も半分過…
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嚔して酒のあらかたこぼれたる 岸本葉子【季語=嚔(冬)】
嚔して酒のあらかたこぼれたる)岸本葉子)(『つちふる』所収)…
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血を血で洗ふ絨毯の吸へる血は 中原道夫【季語=絨毯(冬)】
血を血で洗ふ絨毯の吸へる血は)中原道夫二〇一五年冬、中原は…
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小鳥屋の前の小川の寒雀 鈴木鷹夫【季語=寒雀(冬)】
小鳥屋の前の小川の寒雀鈴木鷹夫「げっ」と思わず目を剥いたの…
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絵杉戸を転び止まりの手鞠かな 山崎楽堂【季語=手鞠(新年)】
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水底に届かぬ雪の白さかな 蜂谷一人【季語=雪(冬)】
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ひめはじめ昔男に腰の物 加藤郁乎【季語=ひめ始(新年)】
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女に捨てられたうす雪の夜の街燈 尾崎放哉【季語=雪(冬)】
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クリスマス近づく部屋や日の溢れ 深見けん二【季語=クリスマス(冬)】
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戸隠の山より風邪の神の来る 今井杏太郎【季語=風邪(冬)】
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なだらかな坂数へ日のとある日の 太田うさぎ【季語=数へ日(冬)】